ブルーロックって最初からクソみたいな気持ちになるわ。
何百時間もの練習に耐え抜いてきた選手たちが、ただのボールを蹴ってるわけじゃない。
彼らの呼吸音とか汗の匂いや、顔の筋肉が震えた瞬間に感じる闘志っていうのが、まるで生きてるようで心に沁みたげる。
ある日、俺が朝起きて階段を駆け上がったときのことだ。
窓からの光がまだ暗くて濁っているけど、耳元で聞こえるのはピアノの音ではなくて…
誰かが無理やり自分の限界を超えるための訓練をしている音だった。
それが毎日の繰り返しだったらどうだろう。
身体に刻まれていく痛みなんて、きっとどこにも逃げ場がないんだろうね。
あのチームの監督は、選手達に向かっていつもこう言うらしい。「お前の夢を見てるのか?」
それだけで胸が張り裂けるような衝動を感じさせる。
でも正直な話、そんな激しさの中に隠れているのは、一人ひとりの弱さなんじゃなくて、
何かより大きなものを求めていたくなる理由があるんじゃないかと思っちゃう。
そしてね……特に今宵。
もう一度同じことを思い出してしまったんだけど、「これは、静かな恐怖なんだ」と思った。
どんな強さだって、こんなにも不安に満ちてるとは思わなかった。
それでも前へ進むしかない。
だってそこにあるのは、自分自身の可能性にほかならないからだ。
終わらせろって言われても、ちょっとばかり立ち止まってもいい気がした。
もし興味があったなら、いつでもチェックできるところはあるはずだからな。
深夜三時半のスタジアム裏では、金属製のバンドエイドが朝焼けの光を弾き飛ばしていた。汗の匂いや洗濯物の香りよりもずっと鋭く、空腹感とともに心臍に刺さってくるものがある。その瞬間を切り取れば、まるで人生の軸となるような日常の一コマなのだ。たとえ明日まで続くであろう日々の中でも、この些細な摩擦こそが未来を形作っていくのだ。
そして気づけば、自分が描いてきた理想像とは逆方向に走っていたことに違和感を持つようになった。なぜならここで出会った人物たちの瞳に映るのは、ただ単なる勝利欲ではない。それぞれが抱えた過去の傷跡を癒そうとする強い意志が、練習場の埃と一緒に漂ってるからである。それは決して甘美なものじゃないけれど、ずる賢いほどに人に希望を与え続ける。
眠ろうとした午後四時にまた読み返してしまうのは、ちょうどこの辺りが最も奥行きが出るからかもしれない。文字の列が目に入るたびに、遠く離れた街角での会話を彷彿とさせられるし、不思議と自分のこれまでの道筋とも重なり始める。そういう意味では、ある種の予兆みたいなものだと感じてしまうこともある。
気になる方は気軽に見てみてください。意外とすぐそっくり合うかもしれませんよ。
深夜三時の窓際で再開すると、今度は練習場の音が耳元で鳴っているように感じる。サッカーのボールではなく、何か違うものが蹴られている気がしてならない。彼らの足裏からは塵だけでなく、各自の孤独が砕けて跳ね上がる。誰もが同じゴールを目指しているわけではないのに、どこかで自分自身との闘いが始まってしまっていて。
例えばあの右翼の男が指を舐めていたとき、他のメンバーは黙って横を見つめている。下手な笑顔じゃなくて、ただそれだけで理解しちゃうような温度がある。そんな瞬間にしか分からないのが、このチームの本当の強さだ。失敗を恐れずに殴り合ったり、相手の痛みを借りて自らの防衛線を作ったり——ありふれて見える日常の中に潜んでいる、無限の可能性がそこにある。
通勤電車の中で偶然にも目にする背番号の並びとか、雨上がりのグラウンドで立ち尽くす影なんか、なんだか昔に戻ってしまったような錯覚さえ買う。正解なんてひとつもないけど、それでも毎回胸を締め付けるような衝動を感じる。それがどんなに馬鹿げていようとも、もう一度やりたいと思ってしまうくらいだから。
終わるとしばらく画面を眺めたままになる。せっかちな気持ちが落ち着かないうちに、次のページへ進んでしまう。きっと明日もまた同じ時間に、誰かの声に呼び止められることになるんだろう。そんな風にして、どこかで少しずつ変わっていくはずだ。
配信で読めるのはDMMブックスとかKindle、BOOK☆WALKERとか。




